油圧シリンダーとは
油圧シリンダーってなんだろう?
油圧シリンダーはどれくらいの力なんだろう?
油圧シリンダーは何に使われているんだろう?
実は身近に色々と使われている油圧シリンダーについて、少しお話しをしたいと思います。
油圧シリンダーってなんだろう?
油圧シリンダーは、人間に例えると、筋肉と言えるでしょう。
建設機械のアームの部分なんかは、人間によく似てますよね?
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そのようなとこから、筋肉と言う事ができます。
人間の筋肉は血液の流れによって、伸びたり縮んだりするのですが、
油圧シリンダーも、油の流れによって、伸びたり縮んだりするのです。
油圧シリンダーはどれくらいの力なんだろう?
では、油圧シリンダーの力はどれくらいなの?
これについてはパスカルという哲学者、数学者、思想家など様々な別の肩書きを持つ物理学者が発見したものでご説明します。
パスカルの原理
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(圧力)P1×(面積)A=(圧力)P2×面積B=一定 |
例として上の図で説明しますと、赤ちゃんの体重(圧力P1)×面積Aと、体を鍛えた大人の男性の体重(圧力P2)×面積Bは同じ力の大きさになります。
つまり大ざっぱに言いますが、ピストンの面積を狭くすれば赤ちゃんの重さ(P1)でも、広い面積のピストンの上に載せた重い大人の男性(P2)持ち上げ、もっと面積Aを狭くすればさらに軽々と持ち上げられることが出来るんです。
この小さな力で大きなものを動かす仕組みを利用したものが水圧・油圧シリンダーなのです。
それを図にしますと、
油圧シリンダーはこんなかんじ!
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(面積C)×(圧力)P3によって、動かす力が決まります。 |
と、こうなります。
油圧シリンダーの原理について分かって頂けたかと思います。
油圧シリンダーは何に使われているんだろう?
小さな力を大きな力に変えられる油圧シリンダーは、出力や速度の制御も簡単にでき、遠隔操作も可能なため、大きな機械はもちろん私たちの生活の様々な場面で身近にも使われています。
例えば自動車の油圧ブレーキは、ブレーキペダルの踏む力を大きくして車輪の回転を止めます。
他にも車のサスペンション(路面の振動を吸収する緩衝装置)や、建設機械、油圧ジャッキ、航空機の車軸…、
健康器具なんかにも使われております。
探してみれば色々な所にあります。
一度注意して探してみてはいかがでしょうか?
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