ピストンの片側だけが削れている場合、要注意です！
原因の多くはアライメント不良。
シリンダーやロッドが正しく直線上に取り付けられていないと、
片側に負荷が集中してしまい、偏摩耗が進行します。

この状態を放置すると、
・シールの異常摩耗
・油漏れ
・シリンダー内部の損傷
といった重大トラブルにつながるおそれがあります。

🔧 定期的な分解点検を行い、ピストンやロッドの摩耗状態を確認しましょう。
早期発見が、機械寿命を大きく伸ばすポイントです！

外からは見えにくい配管のサビ――実は油圧低下の大きな原因です。腐食が進むと微細な穴が開き、そこから空気や水分が混入。油の劣化を早め、圧力伝達効率を大きく下げてしまいます。見えない部分こそ、点検が命。 定期保守では配管外観のサビ・腐食も必ずチェックし、早期補修でトラブルを防ぎましょう！

たった1本のボルト折損が、シリンダー全体の停止を招くことがあります。ボルトが緩んだり、変形した状態で使い続けると、偏荷重が発生し本体に大きなストレスがかかります。折損は“突然の停止”の始まり。 点検時は締め付け状態だけでなく、曲がりや疲労の有無もチェックしましょう！小さな異変の発見が、重大トラブルを防ぎます。

シリンダーが動かない、動きが鈍い――そんなときはバルブ詰まりを疑いましょう。油圧内のゴミや金属粉が流路を塞ぐと、油の流れが滞り、動作不良や圧力低下を引き起こします。詰まりは“突然の停止”の前触れです。 定期的な清掃とフィルター点検で、トラブルを未然に防ぎ、安定した稼働を守りましょう！

ロッド端が減っているのを見逃していませんか？ピンや軸受が摩耗すると、わずかなガタつきが大きな荷重偏りを生み、シリンダー内部の損傷や曲がりにつながります。端部の摩耗は小さくても危険サイン。 定期点検時には必ずロッド端を目視確認し、早めの補修・交換を心がけましょう！小さな異常が大きな事故を防ぎます。

油圧オイルの色が黒く濁っていませんか？それは摩耗粉や熱による劣化が進んでいる証拠です。潤滑性能が低下すると、シリンダー内部の摩耗や故障を一気に加速させます。油の色は“健康診断”のようなもの。透明感が失われたら、すぐに交換や点検を検討しましょう！ こまめなチェックが、大きなトラブルを未然に防ぎます。

配管から聞こえる「ビビリ音」を放置していませんか？その振動は、シリンダーや継手に繰り返し負荷を与え、やがてシールの亀裂や油漏れを引き起こします。わずかな異音でも、実は重大トラブルのサイン。異常を感じたら、すぐに配管の固定を見直すことが寿命延長のカギです！ 日々の点検が大きな事故を防ぎます。

シリンダー表面の塗装は、外部環境から金属を守る大切なバリアです。小さなはがれを放置すると下地が露出し、サビが進行してやがて内部にまで侵食。強度低下や油漏れといった大きなトラブルにつながります。ほんのわずかな塗装のはがれでも、見つけたらすぐ補修！ 早めの対応が、機械の寿命を守る一番の近道です。