油圧シリンダーの長寿命化に欠かせないのが「定期的なグリスアップ」です。グリスが切れると潤滑不足により金属同士が直接接触し、摩耗が一気に進行してしまいます。これは、まさに“摩耗の加速装置”とも言える状態。シリンダーの動きが重くなったり異音が発生したりする前に、メンテナンス表を作成し、計画的にグリスを補充することが大切です。記録を残すことで点検漏れも防止でき、結果的に大きなトラブルやコスト増を避けられます。小さな習慣が、大きな安心を支えるのです。

テレスコ3段油圧シリンダーの過加圧による修理、無事完了しました!…と言いたいところですが、実は一度組み付けたあと、動かなくなるトラブルが発生。すぐに再分解し原因を調査したところ、なんと一段目のブッシュが外れていたんです。これも圧をかけすぎた影響ですね…。仕方なく新たに製作し、慎重に取り付け直し!
そして、いざ再試験。今度は大丈夫…と思いきや、お客様から「社長の説明と加圧圧力が違う」とのご指摘が。最終的に15Mpaに調整し、もう一度試験。数回の変更があり、さすがに少し参りましたが、最後は無事完了!ただ、お客様への連絡が行き届かず、不快な思いをさせてしまったことは反省点。技術だけでなく、やり取りのスムーズさも大切ですね!💡