お客様からのご注文でセンターホールジャッキの200MPaを製作しました。
推力は840kN 84トンです。重さは10kgです。
当社では、お客様の要望により、特殊なジャッキを製作いたします。
高圧用油圧シリンダーを製作しました
油圧シリンダー塗装しました
シリンダー組み付けしました
大型レッカー車のシリンダー分解しました その4
大型レッカー車のシリンダー分解しました その3
大型レッカー車のシリンダー分解しました その2
油漏れシリンダー分解しました その2
大型レッカー車のシリンダー分解しました その1
大型のレッカーのロットが曲がったので見て下さいとの事。
かなり酷い。曲がって、引っ込めたようです。
最悪な状況下、ロットを出して分解することに・・・
シール壊れて油漏れが酷かったです。
油圧シリンダー工房ブログ 15ビデオ
油漏れシリンダー分解しました その1
油圧シリンダーの出張修理をしました
リミット付き特殊シリンダーを製作しました
立ち会い終わりました
高圧特殊シリンダーを製作しました
接着剤のついたピストンは厄介!
内視鏡検査おこないました
4本足ジャッキ(コの字ジャッキ)を製作しました
シール交換しました
クレビス加工の治具を作成しました
小型シリンダー製作しました
船の舵用小型油圧シリンダーを製作しました。
元のシリンダーは外国製で、アルミで製作されていました。
よく、外国製にある事なのですが、分解できない・・・結局、買ってくれ!ということです。
製作する身としては、気持ちはわかります。
しかし、生産中止となった場合、状況は一変!さぁ、困った。代替えがないんだから!
そのような、状況で当社に持ち込むケースがあります。
その場合、お客様に、分解してもいいかお伺いする訳です。
または、お客様に分解していただきます。
今回、アルミのパイプで、肉厚1ミリ、想像だけでは、対処できません。
困った時のコピー品も対応いたします。
ただし、分解できる事、また、使用圧力が明確である事が条件です。
アルミ製高圧ジャッキを製作いたしました
バルブ付き高圧油圧シリンダーを製作しました
アメリカ製油圧シリンダーを修理しました
増倍ストロークシリンダー
今回当社では、微少ストローク(0.02~0.04)のピエゾアクチェーターの動きを倍増して、スイッチの接点などに応用する事のできる増倍ストロークシリンダーを製作いたしました。
この増倍ストロークシリンダーは100倍ストロークを動かすことが出来ます。
それによって0.02→2mm、0.04→4mmのストロークを動かすことが可能です。
簡単にいいますと、とても小さな動きを大きな動きに変換できます。
今回の物は電気の微細な遮断に使われました。
動いてる様子を動画にUPしました。
動画はこちらへ。https://youtu.be/MsQQN1CNLKE
大型テント移送用油圧システム
5月末から6月中にかけて、東京都 光が丘清掃工場の解体の現場に行ってきました。
大型テント用移送装置の油圧システムの立ち合いという理由です。
とても大きな清掃工場の立替工事でして、周辺への騒音や粉じん等の対策の為に大型の仮設テントで工場をすっぽり覆うのです。
現場につきましては『光が丘清掃工場の建て替えHP』を御参照ください。ライブカメラや工事状況写真で様子が見られます。
仮設テントはいくつか縦に割ったように分けられてレールの上に乗っており、左右の根元を押して奥へ一つずつ移動させて工場を覆っていくのですが、
そのテントの移動が大規模でとても力が要るため油圧システムの力で行おうということで、今回その部分で参加させて頂きました。
右の写真が、現場に行った時の写真です。→
雨養生の為に油圧ユニットはテントの中に入っておりますが、制御盤につきましては、雨の日でも移動するため防水仕様となっております。
←左の写真-2は拡大したものです。
制御盤と油圧ユニットは分離していますが、それらは一体で移動できるようになっております。
これで段取りの作業が速くできるのです。
次の写真はwifiアンテナです。↓
このシステムはレールに乗ったテントの左右の根元に同じ油圧ユニットが1つずつ設置されているのですが、→
左右の油圧システムの監視を、wifiを通じて行っているわけですおります。↓
作成当初はこのwifiを使って油圧の操作も行う予定で作り込んでおりましたが、
安全上の確認については、やはり「人の眼が重要」ということで中止となりました。
現在は監視のみとなっております。
wifiは設定を行えばタブレットからでも監視可能です。
以上のような油圧システムの立ち合いを行ってまいりました。
右の写真は、油圧シリンダーの一部です。→
手動ポンプ付き油圧シリンダー
当社では特殊な油圧シリンダーを製作しております。
今回は、ポンプ内蔵型(手動式)油圧シリンダーの製作秘話の紹介をしたいと思います。
このシリンダーは通常では「ジャッキ」と呼ぶのですが、 ポンプの構造が油圧シリンダーの中に組み込まれているものです。
この油圧シリンダーを製作致しましたのは、お客様より手動ポンプが汲まなくて困っているとの報告からでした。製作は一昨年の11月の寒い時期にお話がありまして、開発が始まりました。
ο(*´˘`*)οガンバルゾ!!
当社では手動ポンプを製作した経験がありまして、構造は大体分っておりました。
ちなみに手動ポンプのメリットは、頻繁につかわないものでもメンテがわりと楽であることと、万が一停電などした時でも問題なく使用できるということです。
油の粘度は、通常通りVG32に決定。
設計し、試作をして、その試作品を2か月間使用していただきました頂いたところ、まずは問題なし。((*◆’ω’*)ノダイジョウブョ
問題なしということで、いよいよ本製作をすることに。季節は3月になっていました。
ここから製作の本番開始です。3月の終わりになって、はじめての初荷をスタートいたしました。
そして1ヶ月後、ここから問題がはじめて浮上。お客さまより電話がありました。「音が鳴るんですけど…」「えーーーーー!?」(@_@;)ウソー
詳しく伺うとポンプの動作はするけれども、音に問題がありということです。あと付けになりますが、この手動ポンプは医療用(リフト式体重計)につかう物でして、患者さんを驚かせてしまうので音はちょっと困るのです。
そんなわけで、ここから音との長い長い付き合いが始まりました…!
まず「シール(パッキン)の問題ではないだろうか…?」と考え、あらゆるシールを試してみました。しかし、いくら試してみてもまだ音は鳴ります。
これはつまり、シールの問題ではなかったということです。(゚∩゚;)ヾマイッタナー
試行錯誤しながらいろいろ調べるうちに、問題は「流速による、笛効果」が原因であることがわかってきました。
この原因を突き止めるまでにかかった期間は、なんと1ヶ月です。
そこからは、バルブの形状をいろいろ替えてみることにしました。
これは、バルブから出る油の流れが、細い管から出るときに音が鳴ると考えたからです。
いろいろ試して、音の出ない形状をなんとか見つけ出しました。
しかし現実は非情、今度は新たな問題が発生することとなります。
バルブの形状を変化させると、今度はポンプから漏れが始まったのです…!(@_@;)ウソー
乱流をバルブでおこすと音が鳴り出すので、バルブの形状を変化させたのですが、今度はこれが災いし、一番重要である漏れの停止が出来なくなってしまったのです。(; ^ ー^) 困ったー
一時は負のスパイラルへまっしぐら状態でした。この時点で最初の異音問題からすでに2か月たっていました。
そこでもう一度、原点にもどって考え直しました。┌(`・_・´)┐マケタクナイ!
基本的に必要なのは、まず第一に漏れがないこと。そうすると一番シンプルなのは、昔に戻す事でした。
形状は昔に戻し、再度追求です。すると、新たにバルブの座面との形状で音がならないことが分ってきました。
(●^o^●)希望が出てきたーーーーーーーーーーーーー
そして座面形状を修正し、音が出ないことに見事成功しました。
しかし、これではまだ成功ではありませんでした。
次の問題は、形状がピッタリであるために、これが災いして動作が遅いんですよ、これは予想外でした。漏れなくはなった、音も収まった。
けれども、今度は動作の問題が発生…!ヤレヤレ ┐(´ー`)┌ マイッタネ
確実に収束に向かっているのに、なかなか完成にたどり着かないので、一時怖くなりましたね!
ここで落ち込んでいては前に進みません。GUNばるo(`^´*)
しかし、あまりにもう大きな変更はできません。もう一度、考えました。本当に考えました…。ウ――(´・Θ・`)――ン
問題がなにもなかった試作品は11月の寒い時期で音が鳴らなく、製品を出荷した3月の終わり以降の暖かくなってきた時期に音が鳴ったということは?また、流速が音に関係するとは…?
(´-ω-`)う~む
待てよ、温度の変化は?(*´ω`*)ノ゙ GOODヒラメキました。
「これは、油の粘度を変えてみれば?」と、そのように考えました。
そして形状はそのままで、座面を少し変化させたらどうであろう。
(・_・)∂” ヤッテミヨウ
やったところ…みごと成功いたしました…!
長い改良はここで本当にようやく終結です。
しかし、長かった。音からはじまる修理からはじまり最後に終わるまでになんと4か月かかりました。
商品を完成域まで持っていくまでには本当に苦労します。ただあきらめずがんばることで、ようやく完成いたしました。٩(๑❛ㅂ❛๑)۶ やったー!
当社では、効率よく内製化することによってこれらに対応できるようにしております。
また、当社では、アルミ製手動ポンプも製作しておりますので、お声をおかけくだされば当社にて設計いたします。アルミ製はとても軽いので操作がしやすいですよ。
水門用油圧シリンダーの改造を行いました
先日、水門用油圧シリンダーの改造を行いました。
まずは最初にばらバラすところからはじめて、修理→改造へと至るわけなのですが、これがあまりにも長年水に浸かっていたために塗装の内側から水が入り、浸食が進んでぶつぶつ状態になっていました。
どういう状態かといいますと、ウシガエルの肌みたいな状態です。苦手な人は苦手かも!?
この肌をエアーチッパーで落とし、内部を洗浄して、再組付けを行うわけです。
その後塗装も行いますが、その際も水に強い特殊なプライマーにローラー塗りを施して二回塗りし、その上から本塗装をします。
写真が改造後です。
※試験運転の様子を動画に収めました。
動画はこちらへ。
https://youtu.be/Fcc73OMOvLY
https://youtu.be/IxS2ot1nFMs
そういう流れで一連の作業を行うのですが、これがとにかく手間がかかりました。
今思うに、改造・修理の仕事というのは、とにかくその場で事に対応する「対応力」が本当に問われます。
一連の流れというのはありますが、その流れに対応しつつ、さまざまな状況の現場にあわせ、ここではどのようにしたら早く組めるのか?どのようにしたら効率がよいかを考えるわけです。
とにもかくにも、行程を頭に置きながら前へ前へと進めていかないと、ムリなようです。
考える対応力が本当に必要だと感じた一件でした。
毎日、毎日、コツコツと!
ユニック用油圧シリンダー(特殊仕様)を製作しました。
下記の油圧シリンダーは古河ユニック様よりご依頼がありました油圧シリンダーです。
なぜ、当社にご依頼があったかと申しますと 、実は現状品の寸法を変更せず
「油圧シリンダーの推力を上げたい」というお話でした。
標準品はたしかに安いです。
しかし今回は特殊品であることと、この油圧シリンダーには後工程がありまして、油圧シリンダーを制御するためのバルブを油圧シリンダーに抱かせる為に、そちらでも基準品は難しくなります。
そのバルブからは、油圧供給用の配管が接続されていまして、現状品では、配管が引き回せないため
当社において、油圧の曲げ配管を施して、お納めさせていたしました。
当社で、どうして曲げ配管が当社でできるのかと申しますと、当社では油圧ユニットの製造も行っているため、
油圧の曲げは配管が容易に出来るわけです。
こんな油圧シリンダー出来ないかお思いの方は当社にお問い合わせください。
トレーラーアウトリガー用油圧シリンダーを製作致しました。
今回の油圧シリンダーはトレーラー用のアウトリガーです。両側が球面の状態になっているシリンダーで、本シリンダーは後ろから(ロット側の反対)方向から撮影したものです。
耐圧力は21MPaで、今回は2台製作いたしました。
アウトリガーシリンダーとは、1つは、トレーラーの荷台を脱着する際に使用する物と、もうひとつ最近ではタイヤを浮き上がらせるために使用する物とがあります。
今回製作いたしましたのは、タイヤを浮き上がらせる為に使用するほうです。
なぜ、このような物を使用するかといいますと、接地面が大きいと燃料消費も激しくなりまして、さらにタイヤの減りも大きくなります。とくに大型のタイヤは高価なので、空荷の場合などはタイヤを上げておいて使用するのです。
その様にすることによって、燃料消費などのコストを少なくしていくわけです。
このように車両用と言ってもいろいろあるのですが、今回は、アウトリガーシリンダーをご紹介致しました。