シールが効かず油漏れが発生している場合、圧縮不足が原因となっていることがあります。シールは適切な圧力で押さえられることで密封性能を発揮しますが、組付け不良や部品の寸法不適合により、十分に圧縮されていないケースがあります。
圧縮不足のまま使用すると、初期段階から漏れが発生し、安定した性能が得られません。組付け時には、シールの収まりや押さえ状態を必ず確認しましょう。適切な圧縮が、確実な密封性能を支える基本です。

ホース接続部のわずかな油のにじみ、
「まだ大丈夫」と見過ごしていませんか?
油圧回路では、数十MPaという非常に高い圧力がかかっています。
そのため、ほんの紙一枚分の隙間でも、油は勢いよく噴き出します。
この状態を放置すると、
・接続部が一気に裂ける
・ホースが抜け飛ぶ
・高圧油が噴射して人身事故につながる
といった爆発的な破損に発展する危険があります。
特に注意すべきポイントは、
・継手の根元
・かしめ部周辺
・振動が伝わりやすい配管
です。
にじみは「故障の始まりのサイン」。
日常点検で接続部を目視・触診し、
異常を見つけたら早めに増し締めや交換を行いましょう。
接続部の点検を習慣にすることが、安全と寿命を守る近道です。
